社会経済生産性本部などの調査（第３６回）によると、今年度新入社員の約３０％が「将来フリーターになる可能性がある」、しかも入社前の学生時代には約３５％が「フリーターになるかもしれない」と考えていたとの新聞報道がありました。しかも入社後３６％の人達が将来について「リストラされるのではと不安だ」とのことです。
　学校を卒業し、社会へ出て仕事の上で、そして人生の上で一番カルチャーショックを受け、一番いろんなことを吸収できる時なのに、約３人に1人がいまの職場にいられるかどうかに大きな不安をもっているわけです。
　一般社会も、そしてなによりも企業経営者は若者に夢と希望を与える努力をもっとしなければならないと痛感させられた記事でした。
　ただ就職先を選ぶ際に最も重視した点については「自分の能力、個性を生かせる」が３２％で最も多く、かつての様に会社を中心に選ぶ「会社頼み」の意識が格段に薄まっており、自己実現とともに能力向上を求めていることが伺えることです。少しホッとしています。