人生約80年とすると、生涯時間は約70万時間となりますが、このうち仕事のできる時間はおおよそ12％の8.5万時間にすぎません。
　 我が国全体での景気は昨年の3月以来、上向いているとの発表がありましたが、私たち地方にいる者にとってはその実感がありません。特に雇用環境については一昨年の同時不況以来好転は見られず、5月28日新潟労働局発表の県内の有効求人倍率は0.51倍という厳しい状況です。
　 当社（スタッフエース）は“雇用創出”を目的に職業教育、派遣、職業紹介の各事業を展開して参りましたが、雇用調整助成金の申請が続出しているなど正に企業内失業、人余りの状況にあっては絶対的に求人不足の現状です。
　 中長期的に見れば就業人口の減少により求人難の状況も予測されていますが、当面の問題として人生の12％である就業の機会が持てない人が多くいる現状を一日も早く解消すべく国を挙げてすすめなければならないと思っています。