最近食品業界をはじめ、カルチャースクール、金融機関などでお客様を無視した不祥事が続発しています。そのたびに企業倫理の欠如や、法令の軽視などと云われていますが、傾向としてはそのほとんどがトップと社員を含めた会社ぐるみの不祥事であり、しかも社会に露見されるのは内部告発によるものが多いようです。
CSRとかコンプライアンスと云われはじめて久しいですが、これらの不祥事はCSR、コンプライアンス以前の問題であり、組織ひとりひとりの倫理観の欠如や、慢心、緩み等の人間性の欠如が主因であり、「ヒューマン・エラー」と云っている方もあります。
企業は真にお客様に喜んで頂けることに存在価値があり、また企業活動の目的でもあります。これら不祥事は単に他人事としてでなく、自社のこと、そして自分のことに置き換え、他山の石として今後に生かすことも大切なことなのでは…と思っています。
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